ソジテツ®(SOGI哲)
現在、安全な対話の場を体験いただきたいことから、ソジテツ®カードツールのみの販売は行っておりません。
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組織単位…企業・学校・自治体等からのワークショップご依頼を受け付けております。
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個人の方…一般開催ワークショップご参加を受け付けております。
ソジテツの詳細は、ソジテツのオフィシャルサイト『projectテツラボ』をご覧ください。

「ふつう・当たり前」と向き合い、自分の“これでいいんだ”をみつける。
人生、家庭生活、恋愛、仕事や学校など、さまざな場面で私たちに降りかかっているNORMS(ふつう・当たり前・常識・すべき・ねばならぬ等など…)。例えば、大人はこうあるべき、社会人なら・女性なら・男性なら…という文脈の、ふわっと共通しているような認識のことですが、なんとなく使っていても、たまに「違和感」「モヤッと感」のようなものを感じることはありませんか?
ソジテツ®は『ふつう・当たり前と向き合い、自分の”これでいいんだ”をみつける』をコンセプトにしているコンテンツです。(オフィシャルサイト:projectテツラボ)
あえて『ふつう・当たり前(NORMS)に向き合う』というのは、NORMSに対して「あれっ?」と直感的にモヤッと感や違和感を感じるときこそ、自分の持っている価値観に気づき、自然体に近づけるチャンスだと考えているからです。また社会や組織で多様性やイノベーションを目指すこととは、これまでのスタンダード・ふつう・当たり前を疑うことでもあるので、実はこの個人レベルで「違和感を見過ごさない」ということがとても大切である、と伝えたいのです。
ひとりひとりが自分らしく自然体でいられる、本当の多様性を目指していくにあたり、5年の開発とブラッシュアップを経て、ワークショップの中では、ふつう・当たり前(NORMS)と向き合い
①自分の中の多様性(個性・価値観など)を知る
②自分と他者の多様性を尊重できる話法を体験する
という目的を持つものになりました。あくまで自分に集中を向ける、自分を知るためのワークや対話ですが、グループに多様な人がいるほど、自分の価値観に気づいていくことができます。

ソジテツという名称について
対話自体を「SOGI哲」、対話に使うカードツールを「ソジテツ®」と表記しています。開発プロジェクト(テツラボ)は、国連の世界人権宣言で言われている人間平等…性別や年齢、国籍などに関わらず「すべての人の豊かな多様性(自然体)が活かされること」を目指していますが、性別にかかるふつう・当たり前(NORMS)は身近で、だからこそより多くの人にとって取り組みやすい「多様性」でもあります。
性別や性のことも含め広くNORMSを問い直す、またSOGIという言葉は、LGBTQ+という言葉が外側からのラベルであるのに比べ、「自分自身で自認する多様性な自分の性」という意味があります。その自分自身からの見え方という視点に賛同する意味でも、ソジテツ(SOGI哲)という名称を使っています。
※SOGIとは…自分にとって恋愛や性愛の対象となる性別=Sexual Orientationと、自分自身の性別をどう認識しているか、あるいはどんな服装や髪型をしたいか=Gender Identityを組み合わせた語になります。服装などの表現expressionをEとしてSOGIEということもあります。
ソジテツ®オリジナル版とReStart版
ソジテツ®には、2020年春にリリースされたオリジナル版と、2022年夏にリリースされたReStart版があります。
どちらもファシリテーターの進行のもと、4-6人で協力しながら「ふつう・当たり前と向き合い、自分の“これでいいんだ”(価値観や考えなど)をみつける」+「自他の多様性を尊重できる話し方(=Iメッセージ)を体験する」が共通テーマとなっています。
両者には手法に違いがあり、オリジナル版は「哲学対話の中から自分の価値観に気づく」、ReStart版は「自分の中を深堀りして価値観をみつける」アプローチになっています。どちらも、受け終わった後も日常が少しずつ変わっていくよう、普段から使える思考法や対話法が含まれています。理想は複数回受けていただくことですが、一度のエクササイズでも、意識をすれば日常的な変化が起き、自分らしさに近づけていけるようになっています。


「人生・性・性別にまつわる 自分の “これでいいんだ” をみつける」哲学対話…ソジテツ®オリジナル版
「人生・性別・性」にまつわる『ふつう・当たり前』について、自他を尊重するための対話ルールを守りながら、各自が自分自身の価値観(自分の”これでいいんだ”)をみつけていく哲学対話風エクササイズです。「自分の足元から広げるダイバーシティ」の考えのもと、対話を深める中でまず”自分の”価値観に気づき、この場には様々な人がいて、自分も尊重されるべき1人だというインクルーシブな状態を実感することができます。
性の多様性は大切だよね、とよく言われてはいるけれど、では自分の性別や性の多様性(個性、価値観)はどんなものだろう…?という段階にまで話が及ぶことは、とても少ないです。性の多様性もすべての人が対象であり、「マイノリティ属性理解」はあくまで多様性実現プロセスの段階のひとつです。たとえ同じ属性(性別、LGBTQ+など)であったとしても、個々は豊かな内面の個性を持っており、大切なのはその個々のユニークさです。たしかに繊細な話題ではありますが、多様性を大切にしたいからこそ、人生、性別や性のことをタブーにするのではなく、話法のほうを工夫したいと考え、5年間の開発と改良を経て、手法が確立しました。
互いに自他尊重のルールを守りながら、話せる範囲のことをできる表現で話していくことで、自他の安全な境界線を守りつつ、自己への気づきを深めることができます。自分普段から何かに「モヤッ」とすることが多い人や、ことばでとことん思考を深めたい、語りたい、人の価値観を肌感で知りたい、自分も他人も尊重できる空間を体験したい、という方におすすめです。「黙っていてもいい」というルールがあるので、ただ他の人の話を聞きながら自分の思考を深めていてもかまいません。
自分の価値観に気づき、自他尊重をし安全な場をつくる「Iメッセージ」のソジテツ独自の話し方と、それに基づいた「10のルール」の講習のあと、基本的な「ふつうは何のためにある?」という話題から始め、小学生・中高生・大人向けに、人生、性別や性にまつわるふつう・当たり前をテーマにした問いかけを計100種以上、用意しています。
安全性に配慮し、グループの雰囲気、組織風土や対象者によって、使う問いをアレンジします。どのような種類・レベルの問いを使うかは、事前にご担当者の方と相談し、「少しのチャレンジ感で向き合える」範囲内で、取り組みやすそうな問いから段階的に行います。カードセットにない問いも新たにご提供することが可能で、実際の場によって柔軟にファシリテートいたしますので、ご安心ください。
【ファシリテーターからのお約束】
ふだん、職場などでの話し方と全く違うので、驚かれるかもしれませんが…
この場では、みんなでひとつの結論にまとめよう、とはしません。
誰かの話について、それってどういうこと?とつっこんで聞きません。
(ただ、専門用語や知らない言葉のときだけ、説明をお願いすることがあります)
どう思う?と当てて発言をうながすこともしませんし、
もし「話したくなったら」自由に言葉にしてもらうので、
ずっと無言で人の話を聞きながら、自分の思考を深めてもらってかまいません。
(会のはじめの軽い自己紹介と、おわったあとに最後の感想だけ、全員に何か言っていただく時間になります)
なにか発言するときも、きれいにまとまった言葉でなく、自分でも何を言っているかわからない、生焼けの言葉だったり、思いつく単語だけ並べてもかまいません。
ルールを守っていれば、すべての言葉がそのまま肯定されるので、
ファシリテーターや他の参加者の方へ、同意や共感を求めなくても大丈夫。
ご自身に意識を向けてもらうために、安心して考えられる場をつくりますので、
気負わず、安心して、お越しいただければと思います。
【問いの例】
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「正しく」なければいけない?
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「自由に生きる」ってどういうこと?
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「モテる」って結局どういうこと?
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生まれ持った性別のために、あきらめないといけないことがある?
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着たくない服を仕事で着ることはしょうがない?
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好きになる人はひとりだけ?
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同じ人と長くつきあうほうがいい?
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同性に惹かれるのは不自然なこと?
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誰をどう好きになるか自分でコントロールできる?
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恋心と下心はどう違う?
⇒Instagramで問い(イラスト付)を公開中!
【こんなときに】ソジテツ®オリジナル版ワークショップ
企業・組織
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LGBTQ+についての知識は共有された上で、性の多様性を「誰もの“自分ごと”」として体感してもらいたいとき
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知識を超える、多様性(実際にそれぞれみんな違う)を体感ベースで実感したいとき
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組織内で性別にかかるバイアスが多いな~と思うとき
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性の多様性というテーマでも安全に話し合える話法を体感したいとき
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そもそも、「ふつう・当たり前・常識…」を疑ったり、個人の考えを聞く機会がないとき
学校
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教科書以上の「多様性の体験」を生徒に味わってもらいたいとき
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性や性別の話題をタブーにせず、安全な場をつくった上で話せるような教育の必要性を感じているとき
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教室で性別のステレオタイプ(男の子らしさ、女の子らしさ)について気にかかることがあるとき
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道徳や人権の教育で、性の多様性を「自分ごと」として考えてもらいたいとき
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自分と他人を尊重できる話法を体験してもらいたいとき
コミュニティ
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自分の人生や、実は大事にしている価値観をあらためて見つめなおしたいとき
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性別や性、恋愛についてとことん語り合う場が欲されているとき
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性別や年齢など外側の属性に関わらず、人はとても多様であると実感したいとき
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自他を尊重できるスペースを守りながら「違い」を味わう体験が必要なとき
ソジテツは「一般的な正解」の提供は行いません。参加者が体感し、自分で自身の多様性や自分なりの答えを探すような場と手法を提供します。


無意識の思い込みをデトックスして、より自由に「自分の“これでいいんだ”」を創造する…ソジテツ®ReStart版
グループで協力して身の回りにある「ふつう、当たり前…(NORMS)」を(性別や性のことに限らず)広くたくさん集め、気になるものを100%ピュア自分の言葉に書き換え、その言葉をシェアし合って多様性の共存を体感する、「私はこんなことを考えていたんだ!」という納得感とスッキリ感の強いワークです。
進行はゲーム形式で、テーブルのカードにあるキーワードをヒントに、様々な思い込み(とくに、ふつう・当たり前・常識…などのNORMS)を協力して集めます。無意識下のことなので自分ではなかなか思い起こしづらいものですが、テーブルに色々な人がいることで、「あるある!」と互いに気づきあうことができます。たくさん集まったNORMSの中から、自分の直感で気になるものをいくつか選び、自分の感覚や心地よさを頼りに、より納得感があるIメッセージ(100%ピュア自分の言葉)へ書き換えます。最後に、グループへシェアしても良いものを共有し合うことで、自分らしくいることや、それぞれ違う多様な個が共存している感覚を体感することができます。
頭だけで考えるのではなく、直感や自分の体の感覚を重視する、”価値観の書き換え”(リフレーミング)エクササイズです。オリジナル版よりも癒しと励まし要素が強く、スッキリ感や納得感、インクルージョン(受け入れられている感覚)を体感いただけます。
※ソジテツシリーズはすべてのNORMSを否定するわけではありません。ただ余分についた老廃物をデトックスするように、「自分にとっては不要だと思う価値観」を選択し意識的に手放し、より自分らしい価値観に書き換える、あるいは肯定したい価値観を自分の言葉で強化するを繰り返すことで、これまでふつう・当たり前のノイズで見えづらかった「自分の個性」に少しずつ近づいていける仕組みになっています。
【こんなときに】ソジテツ®ReStart版ワークショップ
企業・組織
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これまでのふつう、スタンダードに対する無意識の思い込みに気づき、イノベーションや価値創造へつなげる思考法を体験したいとき
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ルーティンの中で、あえて社員の個性を引き出す時間が必要なとき
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組織内でバイアスのかかった思考が多いな~と思うとき
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個性が大切にされながら、多様性として調和できる話法やインクルーシブな空気感を体感したいとき
学校
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教科書以上の「多様性の体験」を生徒に味わってもらいたいとき
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ふつう・当たり前に向き合って、疑ってみる体験を提供したいとき
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道徳や人権の教育で、多様性を「自分ごと」として考えてもらいたいとき
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進路などで自分が何を望んでいるのかわからない生徒がいるとき
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自分自身と他人を尊重できる考え方、話法を体験してもらいたいとき
コミュニティ
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自分の人生や、実は大事にしている価値観をあらためて見つめなおしたいとき
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手放したい価値観のデトックスを通して「自分らしさ」を体験してもらいたいとき
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性別や年齢など外側の属性に関わらず、人はとても多様であると実感したいとき
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個性が大切にされながら、多様性として調和できる話法やインクルーシブな空気感を体感したいとき
ソジテツは「一般的な正解」の提供は行いません。参加者が体感し、自分で自身の多様性や自分なりの答えを探すような場と手法を提供します。


ソジテツ®カードセット販売について
安全な場創りやソジテツ®の主旨をご理解いただいてからご自身でワークショップに臨んでいただきたいため、現在、ソジテツ®各種カードセットは販売のみを行っておりません。
ファシリテーション講座や社内ファシリテーター育成プランを受講いただきますと、セット(オンライン版や進行スライドを含む)が付属される形となります。
ソジテツファシリテーション講座に参加する
⇒projectテツラボのサイト(ファシリテーション講座について)をご覧ください。
社内ファシリテーター育成プランをご依頼いただく
⇒projectテツラボのサイト(依頼する⇒社内ファシリテーター育成)をご覧ください。

ご導入・コラボ例
ソジテツ®オリジナル版の問いが、兵庫県明石市の「LGBTQ+フレンドリー」問いかけポスターに使用されています。
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「ふつう」は何のためにある?
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どんな種類の「好き」がある?
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多数決で多いほうが正しい?
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男の子は泣いちゃいけないの?
など、計6つの問いを、街中掲示や、無料ダウンロードできるポスターとして使用いただいております。
>>あかしLGBTQ+フレンドリープロジェクト 問いかけポスター
また、2023年3月27日発売の『とっておきの道徳授業20』(著:佐藤幸司/日本標準社)に、このポスターを使用した小学校の道徳授業の例が掲載されています。ふつうとは、スタンダードは何かを問うことからの、多様性やジェンダー、人権教育のための内容となっております。教員の方はぜひご参考ください。




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2022年10月~23年2月 某企業さまにて、「アンコンシャスバイアスに向き合う」というタイトルで、無意識の思い込みを価値創造へ転換するオンラインワークショップを複数回実施
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2022年12月 台東区社会教育センター様にて、「性別・属性のプレッシャーから自由に!~自分の“これでいいんだ”を見つけよう~」にてソジテツ®ReStart版ワークショップ開催
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2022年11月 東陽電気工事株式会社様「SDGsフェア2022」にて、no.5「ジェンダー平等を実現しよう」のブースにてソジテツ®オリジナル版のカードを使用した問いかけ+ボード書き込み型展示開催
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2021年6月 株式会社リクルート様「Be a Diver!」リクルートグループRainbow Monthセミナー&ワークショップ:メインセミナー(講師おおばやしあや)及びソジテツ®オリジナル版対話ワークショップ開催
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2021年12月 株式会社リクルート様「Be a Diver!」リクルートグループRainbow Weekセミナー&ソジテツ®オリジナル版対話ワークショップ:メインセミナー(講師おおばやしあや)及び対話ワークショップ開催
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2021年10月 日本女性会議山梨大会 分科会にて、大学生がソジテツ@オリジナル版を使ったワールドカフェを開催
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2021年3月-6月 外資系大手製薬会社様 社内ERGグループ:性の多様性の実現のため、ソジテツ®オリジナル版を使用した対話の社内ファシリテーター養成
その他、オンライン・オフラインにて対話ワークショップ開催多数
参加者の声
▼オリジナル版
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楽しかった。自分はふだんすごく頭が固いと思うのですが、安全な場で、色々な方の話を聞きながら、かなり自由に思考でき、とてもいい体験になりました。ありがとうございます。
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安全な場だと、こんなことも話せるんだ…!と驚き。恋愛の話とか、すごく楽しいです、またやりたい。
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ふだんから、「ふつう」とか「当たり前」についてはよく考えているんですが、やっぱり人に話したり、聴くことで、変化が生まれるというか、別の視点から考えることができるのが、すごく面白いです。いつも違う発見があります。
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対話の中で残ったモヤモヤを、おみやげにして、日常で色々考えています。Iメッセージで話すというのが良くて、けっこう考え方が変わったかも。自分が打つメールの内容も変わりました。
▼ReStart版
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世の中に「なんかしんどい…」と感じる”ふつう(NORMS)”はたくさんあるけれど、それを可視化したうえで、否定したり怒ったりするのではなく自分の体感でより納得できる形に書き換えるのがめっちゃ面白かった。”リフレーズ”することで自分自身をエンパワーする、という取り組みにとてもわくわくしました。きのコ様(文筆家・編集者)
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ワークの中に何度もクライマックスがあって、めちゃくちゃ熱中しました。カタルシスがはんぱない。これすごいですよ。
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一回受けただけで日常がけっこう変わりました。やっぱり自分の発する言葉も変わってくるし、周りも変わってくる。ただ、「この人本音を言っていないな」と気づきまくってしまうのが問題ですが笑
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繊細な話題なのにすごく楽しかったし時間があっという間でした。何より、持ち帰れるものが多いのが良いです。頭がスッキリするし、何度でもやりたい感じ。
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めっちゃ頭がスッキリするしすっごく気持ちいいんですけど、毎回思うんですがどうやって作ってるんですか???





