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SDGsフェアに「ソジテツ」がブース参加しました(レポート)


東陽電気工事株式会社さまが主催された【SDGsフェア2022】(福島県西白河郡)に、出展させていただきました。



17のゴールのひとつ、「5 ジェンダー平等を実現しよう」を学べるブース出展として「ソジテツ®」を使ってのコラボ参加です。



未来のため、平和や、ごみ問題、食の安全性など17のテーマについて、子どもや大人が身近に継続的にSDGsを考えられることを目的として、代表石川さまの強い思いから実現されました。初めての試みだそうですが、空は晴れ、子どもも大人も楽しむとても賑やかな催しとなっておりました。





特別に石膏ボードの壁をご用意いただいたので、ソジテツ®オリジナル版の問いかけカードを貼り、「どう思う?ご自由にお書きください」のメッセージを添えて、自由に出入りいただく形にいたしました。


(ソジテツとコラボさせていただいております明石市さまのポスターがかわいいので、目を引く掲示として使わせていただきました!ありがとうございます。≫配布ページ




子ども~大人の部屋では、小学一年生から親世代の方々まで、同じ問いに対してそれぞれの考えや思いを書き、時間が経つにつれカラフルな絵も増えていきました。




全ての問いに答える勢いで、ペンをもって動き回っている小学生3年生くらいの男の子、元気に音読しながら書く女の子もいれば、お母さんと思われる方が幼少期を振り返りつつ夢中で書き込んでいらっしゃいました。


すこし奥まったところにある中高生~大人のコーナーでは、ひとりでじっくり考えては思い思いの答えを書く男性の方、友達同士で話しながらたくさんの答えを書き込もうとする中学生のグループなどなど、多岐な年齢に渡り、多様な答えが書き込まれました。


性の多様性だけでなく、すべての多様性についてテツラボが取り組んでいるのは、「マジョリティによるマイノリティ理解」(=分断)ではなく、「誰もの自分ごとになり、個々が幸せに生きられる」(=大きな意味でダイバーシティ&インクルージョン)です。そのために、「性別」というテーマは、誰もが持っている属性であるために、ダイバーシティとしてとりかかりやすいものであります。




よって、ソジテツカードには、性別や性に関する「ふつう」の問いかけだけでなく、全般に人生の中の「ふつう・当たり前」を問いかけるカードもけっこうあります。vol.1の質問は100以上あるのですが、それだけあれば、どんな方でも「自分ごと」にとらえて、自分の答えを考えてくれるかな、という狙いで開発しました。


オリジナル版のソジテツカードを開発してから、コロナ禍に入り、リアルで子どもさんにも大人の方にも体験いただいたことはなかったので、不安でしたが、「自由に書く」形にしたことで、密を避けつつ、様々な思いを「見る」ことができました。










開発者おおばやしの個人的に、『大人はまちがわない?』のカードに書かれた、子どもの字、大人の字のメッセージが、「やっぱり小さい子でもわかっているんだな、大人だからって頑張らなくてもいいんだな」と思うことができる、心に残るものでした。(写真を撮ったのでご覧ください)


もうひとつ、学校に来ないといけないのか、制服は必要か、恋ってどんなものか、男の子と女の子はどう違うのか… 6時間かけ、多様な回答メッセージが書かれ、ブース全体が作品として統一感が出たころ、終了時間ぎりぎりに「どうしても来たかった」「子どもは連れてこれなかったのだけど」という男性がいらっしゃいました。


様々なメッセージを写真を感嘆の声をもらしつつ撮影されていたので、メンバーが「良ければ書きませんか」ペンをお渡ししたところ、とても喜んだ表情をされ、ある質問に対して『大人の男ですが、しょっちゅう泣いてしまいます…』といったことを書き込まれていました。



胸がせつなく、あたたかくなると共に、性別にかかる「ふつう・当たり前」が、時にその人らしさを損なってしまっているということを、あらためて実感した出来事でした。



東陽電気工事株式会社さま、社員やインターンのみなさま、石川さま、他ブース出展のみなさま、ご来場くださったみなさま、とても素敵なイベントへ参加させていただき、誠にありがとうございました。






おおばやしあや

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