
ダイバーシティ×ソシオドラマ -「他者理解がひらめく即興心理劇」
WBCラボの「ダイバーシティ×ソシオドラマ」は、即興心理劇を通じ、自分と異なる立場の人の感情理解を深めるワークショッププログラムです。その場で直感や体感を使って創造的に演じることから、ふだんとは 違う視点で他者の立場や感情への洞察・気づきを促します。他者理解、感情の理解、多様性共生の促進、リーダー育成、顧客心理の理解などに最適で、「思考」の限界を感じているときのブレークスルーとして、強くおすすめできます。

ソシオドラマとは?
ソシオドラマ(Sociodrama)は、心理学者ヤコブ・L・モレノによって提唱された手法で、即興的な演劇を通じて社会的なテーマや人間関係を探求するメソッドです。個人の内面的な問題だけでなく、グループ全体のダイナミクス(力学)や社会的な課題にも焦点を当てます。
モレノは立場の違う人間関係の中に力学的に感情が発生すると定義し、参加者が自分と異なる立場の役割を演じてみることで感情を疑似体験し、対話と探求によってさらに洞察を深め、関係性の再構築を目指すものとしてソシオドラマを設計しました。
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自然に起こる即興性を活かすため誰でもできる
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他者視点を体験することから、これまでにない気づきを得る
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安全な場での対話体験と、誰かのせいにせず解決を探る
ソシオドラマは日本ではあまり知られていませんが、安全に楽しく他者理解ができる教育的メソッドであるため、ヨーロッパでは子どもの教育現場や福祉の場などで広く活用されています。
WBCラボは、ソシオドラマメソッドを特に他者感情への洞察と理解、多様性共生的なコミュニケーションのありかたを考えるプログラムとしてワークショップ提供しています。オンラインでも実施できる方法を開発いたしました。

WBCラボのダイバーシティ×ソシオドラマの特徴
1. 他者 理解がひらめく
思考ではなく直感的な想像力と感性を使うため、人の感情に対して普段とは全く違うレベルでの発見や気づきを得られます。
2. 安全に実施でき、ポジティブに課題に向き合える
ディレクターが場を進め、「感情の起こるメカニズム」を客観的に扱うため、感情に振り回されることなく、心理的安全性を担保しながら深い洞察が可能です。参加者の個性が表現されるため、とても楽しく取り組み、解決を共に探求できます。
3. 演技力は不要、オンラインでも簡単に楽しく
いわゆる演技力は一切不要で、自分自身のまま無理なく楽しく参加できます。本来対面の方法ですが、弊社はオンラインで安全かつ参加しやすい手法を開発しました。

ダイバーシティ×ソシオドラマの活用例
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特定のテーマの人間関係の課題を解決する
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特定の課題が起こったときに、どのようにして発生したのか、その時誰がどう感じていたのかを客観視し、解決を図る
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ダイバーシティ研修
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D&I推進の一環で、異なる属性の人々の感情を思考ではなく体感的に理解し、共存を探る。
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リーダー研修、特定の役割のトレーニング
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リーダーが多様なメンバーと向き合うために、他者理解や、人間関係の中の摩擦や感情の発生について学ぶ。
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人と接する特定の役割のメンバーに対して、ケーススタディと解決を図る。
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進化系チームビルディング
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演じることからグループダイナミクスを知り、より良いチームの在り方をドラマと対話を使って仮説検証する。
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感情のメカニズムを理解する勉強会
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他者感情を体験し、より良い人間関係やチームを作るための勉強会。
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顧客心理をドラマから学ぶ接客研修
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ロールプレイより進んだ即興ドラマの技法で、クライアントの心理を客観的に理解し、接客接遇の向上につなげる。
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プログラムの流れ
※基本の進め方。ご依頼により内容はオーダーメイド設計されます。
人数:5名~ 時間:90分~
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イントロダクション:ディレクターが場をあたため、目的や進め方を説明。
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テーマ設定:テーマを対話から決める。
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即興劇の実践:シーンと役割を設定し、即興で演じる。
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対話と検証:演者と観客役が気づきを共有し、場合によって別パターンの即興劇を繰り返し、課題解決を検証する。
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リフレクション:気づきを振り返り、次のステップや現実の場面に活かす方法を探る。

導入事例と体験者の声
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即興ドラマを通して、人の感情に向き合うワークショップ(三井不動産ワークスタイリング様)
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感情の発生を客観的に理解して、リーダーとして部下の向き合い方を向上するワークショップ(製造業管理職・リーダーコミュニティ様)
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子どもの目から大人はどう見えるのか?体感ワークショップ(認定NPO法人様)
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「普段の自分の役割から離れて、誰かを演じてみるということが、こんなに頭をスッキリさせるものだと思いませんでした。演じるのは会ったことも話したこともない人なのに、スッと「入れる」のと、セリフがパッと出てくる感じは、言葉で表しきれない面白さで、まさか自分がこんなことができるなんて思わなかったです。演じてみて色々皆で話すのも、たくさんの気づきがいっぱいでした。」(体験版参加者様)
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「ある職業の方を演じてみたら、限られた制約の中でお客様のために努力しなければならないんだと自然にわかって、実はこんなに大変だったんだなと気づいて、すごく目からうろこでした。日常の中で何気なく接している人の裏側を想像できたので、何も考えず接していたことが変化していきそうです。」(体験版参加者様)
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「評価とは関係のない世界でその役を演じてみるって、自ら気づくことがたくさんあるよねぇって感じました! 勝手に気づいちゃう(気づけちゃう)場って、押し付けがましくなくて安心だし、純粋に楽しいですね^ ^」(ディレクター講座参加者 N様)
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「(体験時)社内で研修をするものとして、一方向でしかないコミュニケーションにすごく悩んでいたのですが、今回体験して一筋の希望をもらったような気がしました。⇒(ディレクター講座受講後)クライアント先でソシオドラマを利用して接遇研修をしてみたのですが、ものすごく盛り上がった上に、教えなくても自ら気づいてくれることが起き、対話も活性化し、代表からも「絶大な面白さ」と評価してもらいました。今のところ、お客様からは高評価しかありません。ソシオドラマ、すごい!可能性しかないです。」(ディレクター講座参加者 M様)
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「おためしから数か月経って、あの2時間の体験が忘れられず、ディレクター講座を申し込みました。これまで社内でリモートワークショップの「距離感」にすごく困っていたのですが、ソシオドラマはオンラインでもつながりを感じられるし癒されるのがすごい。シャイな日本人だからこそ、オンラインだからこそ感情表現をしたり演じられるこのメソッドに、すごく可能性を感じています。部下とやってみるのが本当に楽しみです。」(ディレクター講座参加者様)
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「ネガティブな感情を扱うはずなのに、不思議なことにそれが楽しさやカタルシスに昇華できるところがとても興味深いポイントである。どんな難しいテーマでも、途中からみんな笑顔+笑顔、楽しくて夢中で演じたり考えたり話して、チーム感も高まる。最後はスッキリしていて、何かわからないが心身が元気になっている。そしてそのベースにある、ディレクターの強制しない立ち振る舞いと、心理的安全性の担保された場作りが素晴らしい。」(ディレクター講座参加者様)

ダイバーシティ×ソシオドラマ ディレクター養成講座
ワークショップ提供のほか、WBCラボでは不定期でディレクター養成講座を行っております。
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個人の方…News/Eventページから実施日程を確認ください。
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組織の方…お問い合わせページ内のフォームよりお問い合わせください。








