
ダイバーシティ×境界線 -「消耗しない共生関係を探るワーク」
WBCラボのダイバーシティ×境界線は、多様性社会の中で一方が消耗するのではなく、誰もが自分を守りつつ自分らしくいられる持続可能な共生関係を目指し、「自分も他人も尊重する」距離感や安全のためのラインの引き方、様々なレベルでのコミュニケーションについて深く考える機会を提供します。

なぜ境界線に取り組むのか
「人間関係の問題の多くは、境界線の機能不全から起こる」
私たちは日々、自身を守り自分らしくいるために、身体や感情、考え、所有、時間などの境界線(バウンダリー)を設け、他者との間の距離感を適切に調整しながら生きています。しかし、境界線が軽んじられたり、あいまいにされてしまった時や、逆に強固すぎる場合には、感情の消耗や大きなストレス、不安、誤解や争いなどが生じることがあります。「健康的な境界線」を引くことは、人間どうしの共存共栄のために不可欠です。
WBCラボは、自分も他人もOKな状態を目指し、消耗しない共生関係を探ることをテーマに、まず自身の快適な状態を知り、安心して自分らしくいられるための線引きスキルと、互いに尊重しあえるコミュニケーションを探求する時間を提供します。

WBCラボのダイバーシティ×境界線の特徴
WBCラボは、境界線(バウンダリー)を特に「自分も他人も尊重する」多様性共生的なコミュニケーションのありかたを考えるプログラムとしてワークショップ提供しています。
1. 体感的でわかりやすく、持ち帰れ る
体感的なワークとわかりやすい解説で、実感と納得感をもって学び、日常にお持ち帰りいただくことが可能です。
2. 持続可能な安心の構築
一方が重視されるのではなく、双方が安心できる関係性を考える機会を提供します。
3. 多様性共生の実践
その人らしさや違いを認め合いながら、感情を消耗せずポジティブに共存する方法を探求します。
4. 個人と集団の両面に対応
個々の気づきだけでなく、グループ全体の調和を目指します。

ダイバーシティ×境界線の活用例
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チームの関係性構築:より実際的なチームビルディング、メンバー同士の相互理解や心理的安全性の確保。
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教育の場面での研修:教師と生徒間の適切な距離感や言葉遣いを改めて考える。
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地域コミュニティ活動:異なる背景を持つ住民間の相互理解や協働の場作り。
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福祉やサービス提供の場:健康的に働くため、介助者と被介助者の適切な距離感や線引きを考える。
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子どもと大人がいる場の安全:子どもも大人も安心できる場づくり、「こどもまんなか」の関わり方の一環として。

プログラムの流れ
※基本の進め方。ご依頼により内容はオーダーメイド設計されます。
人数:30名~ 時間:90分~
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イントロダクション:ファシリテーターが場をあたため、目的や進め方を説明。
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対話と距離感ワーク:自分自身が快適に思う距離感を体感ワークで探り、対話する。
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テーマに関するロールプレイ:テーマについてロールプレイを行う
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対話と検証:対話とロールプレイを繰り返し課題解決を検証する。
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リフレクション:気づきを振り返り、次のステップや現実の場面に活かす方法を探る。

導入事例と体験者の声
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支援職の方向けに、燃え尽きず自身の力を活かすための境界線ワークショップ(支援職勉強会グループ様)
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部下との付き合い方、尊重しあえるコミュニケーションを境界線から考える管理職研修(製造業様)
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子どもが安全と感じる距離感ってどれくらい?体感ワークショップ(認定NPO法人様)
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インクルーシブな居場所について体感で学ぶファシリテーター養成講座(認定NPO法人様)
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自分を大切にしていいんだ…と思った。意外にそれが難しいんだけど、仕組み的な考え方なので、取り組みやすそう。
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こんなコミュニケーションの考え方があるのかと、目からウロコだった。
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確かに、相手を尊重しようとよく言われるが具体的にはどんなことか考えたことがなかったし、はじめはよくわからなかったが、バウンダリーを引くことで自分も相手も尊重できるのだと納得した。
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仕事だけでなく子どもとの関係性に悩んでいたが、この考え方なら子どもの考えを尊重したり自立を促せそうと思った。
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もっとよく知りたかった。
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境界線を引くことは、とくに感情を使う仕事の人には必須だと思う。長く続けるために健康的な関係性をもつこと、それにはまず自分のバウンダリーを大事にすることが大切。でも多くの人はそれをよくわかっていないんだと思う。
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日本にいると「あなたの意見はこうだよね」「こうしたほうがいいよね」と言われることが多い気がする。それを言われるとぎょっとするし、誰の言葉?と思うし、自分を大事にされていない感じがする。バウンダリーの感覚は本当に大事だし、広まってほしい。