以前代表おおばやしが出演させていただいた、乙武洋匡さん、龍円あいりさんがパーソナリティをつとめる「乙武洋匡・龍円あいりのインクルーシブラジオ(仮)」。
前回の出演からのご縁で、都議の龍円あいりさんと日本橋の分身ロボットカフェ DAWN ver.βを訪問後、急きょ感想をラジオにしようということになり、なりゆきトーク音声が公開されています。
(voicy番組:乙武洋匡・龍円あいりのインクルーシブラジオ(仮))
(おおばやしより)
インクルーシブテクノロジーに再度魅了されています。
私は、フィンランドに居たときから、ウェルビーイングにまつわるカンファレンスで、日本の技術・研究者の方による、障害や困難を埋める、超えるための様々なソフト・ハードの技術発表を見て勝手にワクワクしていました。
テクノロジーが人の生活や幸福に対しできること。そんなことをあまり考えたことはなく、でも工夫ひとつ、デバイスひとつで着実に救われて、参画できるようになる人がいる。日本の技術者の発表はとくにそんな着眼点が…!という素敵なものが多くて「日本の技術すごい…もっと知りたい…」と思っていたのですが。
実際帰国すると逆に接点がなくて(帰国者あるある)忘れかけていたところ、別のご縁でお繋ぎいただいた方が「分身(遠隔操作)ロボット」OriHime販売等に携わっており、接客を受けられるカフェへの訪問を薦めてくださったので、これは…!と思い、とすぐさま予約し、半ば強引に龍円さんをお誘いしました。
分身ロボットカフェ DAWN ver.βは常設は日本橋にあります。ロボットだけれどもAIによる稼働ではなくて、外出困難者の方が遠隔で操作・音声接客してくれます。
それにより、歩行困難者の方、病気でベッドから起き上がれない方、入院中の方、24h介護などで家から出られない方、海外在住で渡航や就職が難しい方などに就労の機会を与えています。
「ふだん、ありがとうを言うだけの立場だから、ありがとうと言われたくて、働きたかった」「はたらくことは、ありがとうをもらえること」色々な方とお話しましたが、そんな言葉が印象的でした。
OriHime開発、DAWNができるまでのストーリーはとても胸を打つものがありyoutubeなどで開発者「吉藤オリィ」さんのお話を見ていただけると、わかりやすいかと思います。とても熱のある方で、具合の悪いからだをおしながら、意欲的に活動していらっしゃる姿に、わが身を顧みる思いです。
龍円さんとこの日色々お話したのですが、5年前からご存じで、学校での導入に関わったり、東京都でもOriHimeを取り入れていらしたと判明しました、さすがです。
この訪問では、企業、テクノロジーがインクルーシブ社会のためにできることについて、とても希望を感じて、ぜひいつかどこか何かで開発に関わらせていただきたいなあ~と思いました。基本漫画好きでSFっ子なのでワクワクがとまりません…
勝手に、インクルーシブテクノロジーと名付けて、龍円さんとキャッキャしていました。と同時に、自分に今障害があるわけではないけれど、もし体や心に何か起きても、きっと何とかできるのではないかという希望、今はまだ対象者ではなくてもインクル―ジョンの感覚を得ることができました。
DAWNで多数のパイロット(遠隔でロボットを操作して働いている人のこと)の方々とお話をして、いろんな思考が湧きあがってきたので、急きょ乙武さん不在で2本ラジオを収録するということになりました。
別の場所で声を録音し、後手後手で申し訳ないと思いつつDAWNにお誘いいただいた川田工業の方へご連絡を差し上げると、「ラジオ全然オッケーです!」とご快諾くださいました。ご確認くださった川田工業ご担当者の方、DAWNのスタッフの方、パイロットのみなさま、本当にありがとうございました。
ALS患者の方が上のロボットを通じてバリスタとして遠隔で働けるようになるまで
東京・日本橋が常設ですが、現在日本の九州から北上する形でキャラバン(移動式カフェ)企画を行っていらっしゃいますので、SNSをチェックしてみてください。
分身ロボットカフェ 京都キャラバン(12/20まで)
未来な空間に少しあてられて、ふたりで興奮気味に話している回となりましたが、ライブ感があるかと思います。龍円さんのコメントがとにかく的を射ていて、且つ視野が広くすてきなので、良ければぜひお聴きください。
(voicy番組:乙武洋匡・龍円あいりのインクルーシブラジオ(仮))
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