AI時代に、なぜアナログなカードなのか。SPI Japan 2026でCx3BOOSTERを使って見えたこと
2026年10月、福井で開催された「SPI Japan 2026」で、弊社コミュニケーションカードツール Cx3BOOSTER(シースリーブースター) を使ったミニワークショップを実施いただきました。
今回Cx3BOOSTER®を活用してくださったのは、日本SPIコンソーシアム(JASPIC)の「人材育成分科会」に所属されている 緒方勝さん。
緒方さんは以前から、Cx3シリーズについて、チームビルディングに使うと
「トップスピードで仲良くなれる」
と表現してくださっています。
一見すると、とてもカジュアルな言葉です。
今回、この言葉が仕事の場でどんな意味を持つのかが、かなりはっきり見えてきました。

たった数枚でも、チームの立ち上がりは変わる
今回の会場の一部屋では、複数のテーブルにそれぞれ小さなワークショップが用意され、参加者が興味のあるものを短時間で気軽に体験する形が取られました。
Cx3BOOSTERも、そのうちのひとつ。
1回5人程度、一人あたり2枚ほどの、かなり短い体験版です。
参加者の方の多くは、
開発プロセスをより良くしたい
品質や信頼性を高めたい
チームづくりや人材育成のヒントを探したい
といった目的を持ってカンファレンスに参加しています。
つまり、単に「遊んでみたい」のではなく、現場で使える何かを探している人たちです。
そんな参加者から、
「ぱっと集まった知らない人と、すぐに距離を縮められる」
「チームに新しい人が毎月入ってくるので、ぜひやってみたい」
「短時間でも、思った以上に深い話ができた」
といった声が寄せられました。
Cx3の価値は、長時間のワークショップを通さなくても、短い体験の中で感じてもらえる。
今回、その可能性があらためて見えてきました。
「人の話を聞きましょう」と言わなくても
Cx3シリーズは対話カードですが、「傾聴・尊重・受容」ベースの関係性を生み出すための細かな仕掛けがあります。
そのひとつが、自分のところにカードが回ってくるまで、どんな問いが来るかわからないこと。
色々な話題カードはありますが、
もし最初から質問がわかっているとしたら、相手が話している間にも、
「次は何を話そう」
「自分ならどう答えよう」
と、自分の答えを考え始めてしまうかもしれません。
一方、次の問いがわからなければ、今できることは目の前の人を注意深く見ることです。
緒方さんは参加者に、
「人の話を聞こう、とよく言いますよね。でも、本当に聞けていますか?」
と問いかけ、多くの参加者がハッとした反応を見せたとのことでした。
Cx3シリーズは、傾聴の方法を教える教材ではありません。
けれど、傾聴の正体は「興味関心」ととらえ、興味関心がわいてくるようにしています。
ルールに沿って楽しくプレイするうち、結果として「待つ」「見る」「聴く」といった行動が自発的に起こりやすくなります。

AI時代だからこそ、人間側のスキルが問われる
AIを使えば、調べる、まとめる、コードを書く、資料をつくるといった仕事は、これまで以上のスピードで進められます。
一方で、人と人が一緒に働くために必要なことは、簡単には自動化できません。
相手を見て、感じ取ること。発言を待つこと。じっくり聴くこと。違う考え方の人と対話すること。言葉にならないことを味わうこと。自分の考えを、相手に届く形で伝えること。
AI活用が進むほど、こうした「人間同士が一緒に働くための力」は、むしろ重要になっていく可能性があります。
緒方さんご自身も日々の業務の中で、その必要性を強く感じているそうです。
「仲良くなる」の先にあるもの
Cx3が目指しているのは、単に楽しい時間の提供ではありません。
新しく人が集まったときに、
小さく対話を始め、同じ分量だけ聞いて話し、個性や違いを認識しながら、心理的に安全な土台を作る。
こうした関係づくりには、本来ある程度の時間がかかります。
でも、短期間でチームをつくり、小さく試し、また次のプロジェクトへ移るような現場では、人と人がチームとして動き始めるまでの時間そのものがコストになります。
Cx3が提供している価値のひとつは、
人と人が早くつながり、早く仕事を始められる状態をつくること。
しかも、速さだけでなく質の良い関係性づくりを支援しています。

こんなチームでは、特に役立つかもしれません
今回の参加者の声から、Cx3が活きそうな場面も見えてきました。
新しいメンバーが頻繁に入る
プロジェクトごとにチーム編成が変わる
会議はあるが、発言する人が固定されている
「もっと早く相談してくれれば」が起きやすい
心理的安全性を、説明ではなく体験として扱いたい
AI活用が進む中で、人間同士の対話力も育てたい
こうした場では、長い研修を組む前に、まず短い対話の体験を入れてみるだけでも変化が起きるかもしれません。
AIが進化する時代に、人間は人間とどう働くのか
今回のSPI Japan 2026での活用からは、
チームビルディング、オンボーディング、心理的安全性
傾聴や観察のトレーニング、短期プロジェクトの立ち上げ、AI時代に必要な人間のコミュニケーションスキル…
Cx3BOOSTERに、さまざまな使い方の可能性を見せていただきました。
緒方さん、SPI Japan運営のみなさま、人材育成分科会のみなさま、参加者のみなさま、ありがとうございました。
AIが急速に進化する時代に、
人間は、人間とどう働くのか。
Cx3という小さなアナログカードが、その問いを考え、体験するための入口になればと考えています。

Cx3シリーズを試してみたい方へ
短時間で質の高いチームビルディング、オンボーディング、対話ができる関係性づくりなどに活用できます。ワークショップも可能ですのでお問い合わせください。
自分で場をつくりたい方へ
Cx3の特徴や進行のポイントを学び、自分のチームや組織で活用したい方向けに、ファシリテーター講座を実施しています。



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